奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~の写真

平成30年度 奈良金春会演能会(9月30日)

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奈良金春会演能会(9月30日)

  • 2018年9月30日(日)
  • 午後0時30分はじめ
  • 奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~ 能楽ホール
  • 窓口販売中

奈良県大芸術祭参加
平成30年度 奈良金春会演能会

能 「井筒」(いづつ)
 旅の僧(ワキ)が大和の長谷寺に向かう途中、荒れ果てた在原寺に立ち寄り、女(前シテ)と出会う。女は在原業平と紀有常の娘との筒井筒の恋物語などを語り、自分こそ有常の娘であると明かし消え失せる。里の男(アイ)から話を聞いた僧の夢の中に、有常の娘の霊(後シテ)が生前の美しい姿で現れ、業平の形見の衣裳を身にまとい、恋慕の舞(序ノ舞)を舞う。やがて夜が明けると僧の夢も覚める。
 『伊勢物語』二十三段等の中世的理解に基づく作品。有常の娘が業平の身を案じた「風吹けば沖つ白波龍田山、夜半にや君が独り行くらん」の和歌、「筒井筒井筒にかけしまろが丈、生ひにけらしな妹見ざる間に」の求婚の和歌が謡われます。舞台にはススキの付いた井筒(井戸)の作り物が置かれ、有常の娘の霊が井筒をのぞきこむ場面は見どころの一つです。
 
能 「恋重荷」(こいのおもに)
 白河院の臣下(ワキ)が宮中で菊の手入れをする山科の荘司という老人(前シテ)が女御に恋をしていると述べ、老人に一つの提案を告げる。それは、老人が荷を持って庭を廻ることができれば、女御が老人に姿を見せるというものであった。老人は思いを込めて荷を持ち上げようとする。しかし荷は盤(いわお)を錦の布で包んだ重荷であったので、どうしても持ち上がらない。老人は絶望し、憤死する。臣下の従者(アイ)が臣下に老人の死を伝えると、臣下は女御(ツレ)に老人の遺骸を見届けるよううながす。そこへ怨霊となった老人(後シテ)が現れ、女御を責めるが、終には女御の守り神になることを誓う。
 和歌では、恋ゆえに心が苦しい状態を重い荷を持つことに喩えて歌を詠みます。目に見えない恋心を現実の重荷として持たせる趣向。怨霊が持つのは、超人的な力の源の象徴である鹿背杖(かせづえ)です。世阿弥作。
                                  解説 中司 由起子

次回予告
11月25日(日)午後0時30分
能 「野宮」 佐藤 俊之
能 「車僧」 金春 安明

概要

能のお話         金春 康之
能「井筒」     シテ 高橋 忍
          ワキ 岡 充
          アイ 網谷正美
          笛  赤井 啓三
          小鼓 荒木 健作
          大鼓 辻 芳昭   
   仕舞「善知鳥」   酒井 賢一
   仕舞「安宅」    田中 直樹
   仕舞「鵺」     湯本 哲明
〈休憩 20分〉
狂言「雁礫」    シテ 茂山 あきら
          アド 茂山 逸平
          アド 丸石 やすし
   仕舞「経政」キリ  本田 布由樹
   仕舞「羽衣」キリ  佐藤 俊之
能「恋重荷」    シテ 金春 穂高
          ツレ 金春 飛翔
          ワキ 小林 務
          アイ 茂山 童司
          笛  左鴻 雅義
          小鼓 荒木 健作
          大鼓 辻 雅之
          太鼓 三島 元太郎 
付祝言
(終了予定 午後5時頃)

主催:奈良金春会
後援:奈良県、奈良市教育委員会、(公社)金春円満井会

販売金額

5枚綴回数券   20,000円
一般1回券    5,000円
学生1回券    2,500円※
※学生券は、当館ではお取り扱いしていませんので、下記お問い合わせ先までお願いします。

問い合わせ先

奈良金春会

電話:
0742-33-9720(金春)

チケット販売所

◎奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~ 電話:0742-27-2630(月曜休館)
◎奈良金春会 電話:0742-33-9720(金春)

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